くまその筋トレ徒然草

私くまその筋トレの様子や、何かのコンテスト出場を目指したり、筋トレと関係ないことを書いたり、いやらしいことを考えたりするブログです。

徒然草「愛憎のスクワット」

スクワットは私にとって、1つのスポーツその物だった。スクワットラック、、、生死を決める場所がそこだ。(by脚トレの神、トムプラッツ)

脚のトレーニングは、私の大好きなトレーニング日だ。絶対に欠かせないエクササイズはスクワットだ。反論は許さない。(by Mr.Olympia 8連覇、ロニーコールマン)

エイオスごっつぁん。くまそです。

脚を鍛える代表的な種目に、バーベルスクワットと言う種目が有ります。バーベルを背中で担ぎしゃがんで又立ち上がるという種目で「King of exercise」と言われる事も有るくらい、筋トレ種目の中で異彩を放つ種目です。

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このバーベルスクワットには必要論と不要論が有ります。なので、一部の人は恍惚の表情を浮かべヨダレをダラダラ垂らしながらバーベルを担ぎ挙げ、又一部の人は親をスクワットに殺されたんですか?というくらいスクワットが嫌いです。

何故そこまで好き嫌いがはっきりしているかというと、兎に角ひたすらに恐ろしくツラく痛く許して下さい僕の貯金全部あげます、という種目だからです。

どういう種目だよ、あと貯金いくらだよ、と思う方も居ると思いますが、他の種目と比べて圧倒的にキツく、又私の貯金は30超えていますが22万5千円しかなく、此方も色々キツい数字に見える事でしょう。

スクワットはキツい事に加えて、ウェイトと人間の距離が近い為、ウェイトがダイレクトに体に乗って来るので、怪我の危険が高い種目でもあります。
元々腰が悪いのも有りますが、私もフォームが安定する迄は何度かスクワットで腰を痛めてしまいました。

スクワット不要論を唱える人が多いのはこの怪我のリスク。そして、今は脚を鍛えるマシンは沢山有り、キツさと怪我のリスクと筋肥大への効果を考えると、別にスクワットやらなくて良いんじゃない?という主張が多い様にみえます。

まあ、元々下半身のトレーニングをしない、若しくはやってもそんなに力を入れないという人も多いので、そもそもスクワットに興味が無い人も多い様な気がします。

私はというと、興味シンシンです。脈有りワンチャンのキスNG時間内無制限発射可、です。
然し、好きか嫌いかと言われると、恋する中2の様に「勿論、智子ちゃんの事がだいす''ち"よん!」とは言えず、どちらかというと、子供が2人と優しい旦那。幸せな家庭は有るも、ガスの検針に来る精悍な青年の逞しい前腕をチラリと見ると体の芯が熱くなる、小林櫻子(42)の激しくも切ない恋慕、という気持ちなのです。

何がガスの検針だ前腕だ。貯金は少ないし頭がオカシイ奴が薦めるスクワットなんてやらねえよ、と言われるかもしれませんが、ちょっと待って欲しいのです。


先ず、私が行っている種目の中でスクワット程高重量を扱うフリーウェイト種目はありません。レッグプレスが唯一スクワット以上の重量を扱いますが、マシンなのでちょっと意味合いが変わります。

何度も書いていますが挙重重量と筋量は比例関係に有ると私は信じているので、重い重量を扱える種目は大歓迎なのです。

私が初心者だからだと思いますが、正直バーベルを担いでスクワットをしていても、どこに効いているか良く分かりません。脚に効いては居ると思いますが、大腿四頭筋に効いているのか臀部に効いているのか、はたまたハムストリングに効いているのかは、良く分からないのです。

然し、脚全体で押し上げる事の出来る重量を伸ばす、という事は必ず脚の肥大にプラスになる筈です。スクワットとレッグプレスで重量に挑戦した後、レッグエクステンションで大腿四頭筋。レッグカールでハムストリングと、細かい部分の意識はそれ以降のトレーニングで出来る訳で、これらの種目で「効かす」という事を意識すれば良い筈。

又、スクワット程ウェイトに対し恐怖を覚える種目は無いと思います。

例えば日曜に脚トレを行い、第一種目がスクワットでしたが、下記の様な重量設定でした。


60kg×8rep
100kg×10rep
120kg×5rep
130kg×4rep
140kg×2rep
120kg×5rep
120kg×4rep
100kg×10rep(half squat)
100kg×12rep(half squat)


120kgを担ぐ辺りからムム!っと背筋に恐怖が走り、130kgでは「俺はせっせと自分の意志でプレートを付けてしまったが、果たして付けたのか。付けられたのか。高重量というイデアプラトンが…」と哲学が始まり、ある程度疲れた脚で眺める140kgは「担ぐ前に実家の母に電報を打ちたい…」という、ひたすらに三点リーダー男と化し、筋トレLOVEベロベロ男からしたら羽毛の様な重量かもしれませんが、それでも恐怖してしまうのです。

筋トレとはウェイトに対し立ち向かわないといけない瞬間が多数有り、スクワット程恐怖を感じる種目はありません。

逆に、スクワットを週に一度経験しておけば、その他の種目は大して怖くありません。
ウェイトに立ち向かう精神的な基礎を作る上でも、スクワットは大切なのだと思います。

なので、是非皆さんもパワーラックに入り、沢山プレートを付け泣き叫んでみる事をオススメします。
King of exerciseは、必ず貴方の体と心を強くしてくれます。


ただ、最初はあんまり重いとフォームが安定せず、腰でバーベルを上げたりしてしまうと危ないです。
フォームについてはあんまり詳しく無く我流ですが、脚で確りバーベルの重さを感じながらスクワット出来る様になる迄は、無理の無い重量で始めてみて下さい。
私は100kg×10回が出来る様になって初めて、脚で確りバーベルを挙げている感覚を掴めました。
始めた時は60キロで死ぬ程キツかったので、焦らず自分なりのフォームを固めてから重量を追っていきましょう。私も最初フォームが自分の中で固まっていない内に、イタズラにプレートを付けていたので、腰を何度か痛めています。
腰を痛めると2週間くらい引きずりますし、腰が痛いと筋トレはおろか日常生活に支障が出るので注意が必要です。

又、パワーラックの使い方も凄く大事です。
偶にセーフティーバーを設定せずにスクワットをしている人が居ますが、自殺行為です。絶対に辞めて下さい。

どうやっていいのか最初は分からないと思うので、下記の動画を見てパワーラックでのスクワットの設定と、スクワットのやり方を覚えてみて下さい。
俺達のBig Hide!こと、山岸秀匡さんがスクワットの基礎も丁寧に解説してくれるという垂涎ものの動画です。こんなのが無料で見れるなんてどうかしてます。


色々と書きましたが、愛憎入り混じるスクワット。
一緒に泣き叫びながら頑張りましょう。

ではでは。ベロベロばあ。